言葉の使い方-尊敬語について-
案内状の基本は形式的なものです。
出す相手やその人との関係で多少文面が変わってくると思いますが、言葉使いは気をつけたいものです。
尊敬語、謙譲語、丁寧語の3つをまとめて敬語といいます。
どんな案内状でも敬語を使うと思います。
あまり普段意識していないので間違った使い方も多いのではないでしょうか。
【尊敬語】
目上の方に対する礼儀、敬意を表して使います。
相手の動作や状態を表す言葉なので、自分に対して使うのは間違いです。
一般的に「目上の方」ですが同僚、後輩に使っても問題ありません。
相手に対して敬意を表すという意味で理解してください。
たとえば『お』『ご』をつけるとなんとなく敬語(尊敬語)のような気がします。
その後に続く『〜になる(なさる)』と『れる・られる』と言う言葉で敬意の表れ度が違います。
『〜になる(なさる)』の方がより敬意を高く表現していると言えます。
敬語を意識しすぎて使いすぎる方もいます。
『お聞きになられる』
これは過剰表現なので逆に相手に失礼になります。
聞く・・・お聞きになる
読む・・・お読みになるor読まれる
着る・・・着られる
見る・・・ごらんになる
言う・・・おっしゃる
いる・・・いらっしゃる、おいでになる
行く・・・いらっしゃる、おいでになる
来る・・・いらっしゃる、おいでになる、おこしになる
する・・・なさる
話し言葉と違い見直すことが出来るので
案内状の本文は読んでみて不自然な言い回しは避けるようにしましょう。